防水工事の種類と工法
2017-03-01
一言で防水工事といっても様々な種類と工法が存在します。種類ごとに耐用年数や金額などが異なります。防水工事のひとつめにウレタン防水があげられます。ウレタン防水とはポリイソシアネートという成分を主とする硬化剤を攪拌して塗膜する工法です。下地の形状になじみやすいという特徴があります。施工場所の形状が複雑な場合でも、確実に施工できるといえるでしょう。短期間で施工が終わり、価格も安価であるというメリットがあります。経年劣化と亀裂に弱いというデメリットがありますが、上から重ね塗りをすることで、解決できるでしょう。
次にゴムシート防水と呼ばれるものです。合成ゴムで作られた防水シートを下地に貼り付けるという工法です。ゴムのため伸縮性や耐候性に優れているという特徴があります。厚みが薄いので損傷しやすいですが、手軽に安価な料金で施工することができます。目立ちにくい場所の応急処置としては、最適であるといえます。
最後に塩ビシート防水があげられます。これは塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤で下地に貼り付けるという工法です。シート同士を熱風で溶かして一体化させることができます。紫外線やオゾン、熱に優れているというメリットがあります。